因果応報

2003年12月30日


お前が人の意見を
ナメられていると受け取るように


人もお前の意見を
ゴミだと思っている


人に意見をするというのは
それ自体
おこがましい
ナメた行為だ
お前がやられて初めてそう思うように


憎まれたくなければ
憎まれないような我慢が要る
意見しないという 我慢が
意見がしたいのなら
当然
憎まれるというリスクを払わねばならない
ノーリスクで済むのは2chぐらいだ
ここまで用語を持ち込むこと自体寒い


お前には覚悟がない


因果には応報があること
先制攻撃には相応の反撃があること


憎まれる覚悟なしで意見し
憎まれて初めて
それを必死で咎めても
解ってくれよと懇願しても
全てがムダだということだ


この簡単な理屈が理解できないから
傍目には馬鹿としか映らない


 
 
 
   


●他人の意見を言葉尻でしか理解する能力が無い。普段から言葉尻を捉えることしかしないため、総括する能力が発達しないまま硬化してしまった。簡単な文章でも部分部分しか対応できず全体では理解不能

●先に手出しをしておいて、反撃を受けるとその反撃を咎める。手出しをするばかりで大した反撃を受けた経験が無い。正論で怒られたことがない。自分が無能で神経質なのは構わないが、周囲が無能で神経質なのは許せない。そこは口にしないと気が済まない。甘やかされて育った証拠。悪いのは自分だが人のせいにするのが大得意

●落ち度をつかれ、死んだ人間が周囲にいない。何もしていない人間の落ち度を突くのはその現れ。何もしていない人間は大抵泣き寝入りの為、言いたい放題の癖がついた。先制攻撃には同等の反撃の可能性があることを全く想定しない。ギャンブルに手を出せば人生をふいにするタイプ

●言いたいだけ言って逃げる。遠吠えは積極的にガンガンして、相手が向かってくると逃げ腰の弱い犬。人を車で轢いたら轢き逃げ。警官に掴まると何故逮捕かと逆ギレ

●何度同じことを言われても全く理解できないが、同じことを言われているということだけは理解できる。内容よりもリズム、幼稚園児の遊戯の世界

●謝りながら暴言。「言い過ぎたごめん」ではなく「言うけどごめん」。交友関係は自動的に希薄に。自己主張優先なので当然の結果。人の話を聞いた上で、というものがひとつも無い。謝るという行為は無難なシールド扱い。相手に謝るのではなく、自己防衛の為に謝る。このシールド展開中は相手を殴っても刺し殺しても構わない。何故なら「謝っているじゃないか」

●自分がウザイのは構わないが他人がウザイのは我慢できない。必然的に口癖は「ウゼエエエエ」。その方が余程ウザイ。「苦労を知らないので当然我慢も知りません」開き直るのは得意中の得意

●「粘着」などのラベリング、単語に意味を見い出す。短絡思考、内容よりも装丁。「CDはジャケ買いです」

●プライドが邪魔をして自分を変えることができない。自己嫌悪に陥りながらもそのまま一生を終える

以上
 
 
 
 
  
 
 

 
   


藁をも掴む思いで他者を卑下か
しかしまあ
まだそこかね
努力?して当たり前だ
結果?出して当たり前だ
これだけじゃあ足りないねえ
足りない
足りない
足りない


願いはひとつ叶えれば終わりだと
思っていたころのこと
他者を卑下する間も無かった
卑下する奴はそうだ
言われるまで卑下していることに気付かない
いつでも被害者だろう
そういう馬鹿共にやられた犠牲者を
何度も何度も何度も見て来た
スカスカの矛盾馬鹿が
まっとうな人生に難癖つけて
そうしてひとつの人生は本当に
心臓煩い終わりを告げた
逝ってよしだ?
逝っちまったよ 
お前が代わりに逝けば良かった!
お前のような馬鹿が逝くなら全然構わない
何もしていない人間をどうして攻撃する?
何故そこまで他人に依存しようとする
やられたらやりかえせ だが
やられる前から槍を向けるな人殺し
人殺し!
お前らの持つ感情が人を殺したのだ
おれはそれを伝える義務がある
人を殺された者として
お前らの無意味なプライドを
ギタギタにしてやろうじゃないか
追い詰めようとして逆に
追い詰められたお前らが
矛盾以外の何が吐けるのか
教えて貰おうじゃないか


一度人生駆け抜けてからものを言いな
夢のひとつも果たさずに何が人生か
ひとつで終わって何が人生か



 
 
 
 
 
 

白夜の街から

2003年12月27日


青い白夜
木々の青と
流れる青い透度、
奥に通る青い葉の断片
踊り


底へ底へと続く水没した洞窟
幾つもの分岐
失われ行く酸素
戻ることができなくなってから
頭をよぎるのは後悔ばかりだった
しかし


青い白夜
街を走る少女はいつも微笑んでいたが
まるで絵空事のように希薄
重なる色や焦点
ひとつひとつにずれを生じ
けれどそこにはひとつの落ち度もない
そんな白夜の街があった


底へ底へと続く水没した洞窟
幾つもの分岐
失われ行く酸素
失われ行く酸素
光が漏れるのが見えた


緑の森
木々の緑を映す湖は
木漏れ日を反射させながら
その中央
小さな波紋をつくった
幾多の探索者を飲み込み
二度とそれらを返さなかった湖から
人がひとり現れたので
一時 森は騒然となった
「ねっ、繋がっていたでしょう!?」


跳ねまわる少女は白夜の街の面影
しかし別人だった
生命力の素足は
岸辺の水を
踏み付け撥ね上げて向かって来る
夏の陽の街の少女


青い白夜の街があった
木々の青と
流れる青い透度、
奥に通る青い葉の断片
今もそこを流れ
踊り


踊り続けて 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

0点

2003年12月26日


便乗して理由も言わずに後ろから馬鹿だという
卑怯者には二行で十分だ







どちらも単なる練習であって
磨いても磨いても何の自慢にもならない
描けるから
弾けるから
見栄えの追及の余りに真なる価値を見失うのは
ミレーとエトスの兄弟紛争に似て
心ない金属器しか残らないという愚劣
伝えるという行為は
汚辱に比べ余りに難度が高く
単体では成立不可の
当事者周りの黙示録ばかりが延々と延々と
豆腐がどうした
腐り豆かアガり豆か
どこで 
心が 
動いた?
何故書く気になった。
伝えられやしないさ
自分さえ分かってりゃいい自己中には
「分からない?
それは読み手の想像力欠如であって
表現力不足ではない」
だとしたら犬語でなんら構わないのだ 
吠え方でニュアンスを感じてくれ
戯言を喋る馬鹿は最終頁
自らのワンパターンについてこう記した
「恥ずかしくって汚い言葉しか使えないの」
臆病者が!

一頁
その切断面は単体で意味を成さない
遠回り遠回りに小突いては小突きすぎて後悔
学習能力は既に硬化しアーティファクト状態
殺すのが怖いならナイフを刺すなエトス
ああミレー
ああミレー
お前が作ったナイフの切れ味が試したくて
兄弟の研いだ刃は揃いも揃って鈍らだった
が躊躇せず貫いたミレーはそれでも潔いだろう

蛇尾を待っては蛇尾だけ掴んで高笑い
最高に愉快なのはそこには
意味がない意味がないと
掴んだ蛇尾について記されていたことだ
意味なきものが
意味なきものを
意味なきものだと言ってどうする
知識を知能と勘違いし
ゴミ知識を神格化した大馬鹿者の成れの果て
相対性理論をまさかまさかまさか
概念のみの知識をもって
口にしているわけではあるまいな
酸いも甘いも噛み分けずに
ひけらかす馬鹿はどこの世界にもいた
真に知るものは 知っている などとは
恥ずかしくて決して言えはしない
その程度でまさかまさかまさか 
知っている だなんて!
ひとつの事象を極めるだけで
人の一生分もの年月が費やされるというのに?
口先だけの僕らが、
  
知 っ て い る !?

わはははははははははははははははははははは
わはははははははははははははははははははは
わはははははははははははははははははははは

オール1の通知表を
嬉々としてオール1番だとひけらかす子供
が遠巻きに見られ笑いに笑われている 
のを同類のよしみで教えてやる
二度目だがな
一度言って分かるような
おりこうさんではあるまい

伝えるという行為は
汚辱に比べ余りに難度が高く
単体では成立不可の
当事者周りの黙示録ばかりが延々と延々と。

単体では成立不可の
当事者周りの黙示録ばかりが延々と延々と。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Merry苦裏巣魔棲

2003年12月24日


クリスマスイブなので
フルスピードで漕いで
前を行く自転車の籠から
追い抜きざまに荷物を頂戴する
前に子供が歩いていたので
狙いを定めて跳ね飛ばす


それが交番の前での出来事だったので
おまわりさんがパトカーで追いかけてくる
真顔 である
馬鹿らしくなって漕ぐのをやめた
「すいません僕に構わないでくれませんか」
「ハ?」


そんな彼にとっても
今日はクリスマスイブでした


今日は誰にも等しく
ただ
クリスマスイブだったのです
 
 
 








 
 

渡り鳥

2003年12月23日


南国の大空を行く渡り鳥
その群れの中で羽ばたく力を失い


下には海原が広がっている
海原だけが広がっている
伸ばしたまま硬直した翼は
これまでと変わらない風を受けながら
緩やかに高度を落としていく


思い出すのは
いつか幸せだった日々のこと
堕ちるという概念を
意識もしなかった
泥の中で我先にと口を開けて
母親を待ったあの日々のこと


羽ばたく力を失い
伸ばしたまま硬直した翼は風を受け
緩やかに高度を落としていく
かつて泥の巣の中で
幼い寝息を立て始めた
そんなときにも
こうして堕ちていった者達がいた
すこし先を飛ぶ彼等の幻影を見る


悲しいかね
それとも心穏やかかね
どちらでもいい
さあ
何もかもが終わる、

言い残すことが 

あるかね?


 
彼等の軌跡を緩やかに辿っていく
これまでと変わらない風が頬を撫でる
無言のまま緩やかに落ちる高度


緩やかに、
音もなく落ちる高度。


 
 

 
 
 
 
 

2003年12月22日


1

グラフのクレバスを掘り進み
外郭を確かめたが
ひとつの行き着く先というのは無く
また
深く掘っても浅く掘っても同じ
掘った形になるだけのことであった
ひとつの座標が深ければ
他が無残に浅くなる
深く掘れるなら力を他に回し
具合のいい地点を模索し
グラフの変動率を上げるのが
心を開くということ
一度掘ったことで出来た見えない溝を眺め
自らの余力を確認できたのなら
きっとそれが器
嫉妬や揶揄で掘り進んだ溝でも
見えないそこにはもはや
嫉妬も揶揄も残ってはいまい


2

それを言っちゃおしまいだ
というおしまいはつまり
簡単すぎて本能で目を背けたい事柄であり
文字を追うだけで理解が追いつかない
この世はたった三種類のサイクル

立ち直って
がんばって
ダメで
立ち直って
がんばって
ダメで
立ち直って
がんばって
ダメで


いまどこにいる


サイクルが停止してはいないか


 
 
 
 
 
 
 
 
 
  

ピラミッド

2003年12月21日


人というのはどんな生き物でしたか
人ですか
詳しいことまで覚えてはいませんが
確か
傷を負えば負うほど強く優しくなれる
そんな戯言を叫んでおりました確か
傷を負えばその実
絶望し歪曲し屈折し
結果世界を壊す方向へと向かいました
壊すのは簡単
しかしその簡単な力さえないことに気付くと
再び絶望し
(今度こそ本当の絶望だよ?まじでまじで)
ああ駄目だ死にます と
全てに対し許しを乞うしかありませんでした
残るのはそう
生死さえもを厭わない人々だけだったんです
こうして世界は残酷なことに徐々に
優しく
美しくなっていき
あまりに残酷な話ですが
世界はみるみる美しい世界へと
変わっていきました
そして更に残酷なことには
傷を負った者がその美しい情景を見て
一時
心を癒したのです
生死の選択や愛憎
それらを日々好みながら
それらの無い
ただ美しい世界を見て
一時
心を癒したのです
卑屈な身にあっては
モノを愛でられる資格などないのに
人というのは結局
青酸カリだけを眺めてその一生を終えたのです
飲もうか飲むまいか。
誰かが止めてはくれないか。
情けをかけたこともないのに情けを乞いながら
非情でありながら他人は非情だと嘆きながら
本気で走りもせずに年老いて
その一生を終えたのです
ではどうですか
もしもあなたがかつて人であったころ
そのころのあなたに
言葉をかけられるとするなら
いまや手足も目も鼻も耳も何も
全てを失ったあなたが
もしもあのころ
言葉をかけられるとするなら


お前が思うほど
周囲はお前の生死に関心などない
お前の生死に感心があるのは
自分が大事 な
お前だけ
お前が死んでも明日は綺麗な日が登る。
傷を負えば負うほど強く優しくなれる
そんなものは戯言でしかない
違うというなら
お前が実証してみせろ
弱く卑屈なお前に実証できはしない
ほら
ああそうだよと弱音のお前がいる

 
それはまた随分と
はい随分としかし
結局人は変わらないのでしょう
変わらない嘆きを繰り返すから
だから
あらゆる動物よりも下等だとされたのでしょう
高位の者はだから
決して話す口を持たなかったのです
物言わずただ
与えられた生を生きた 
 

 
 
  
 
 
 
 
 
  

年末ジャンボ宝くじ

2003年12月20日


宝くじには格別の甘やかさがある
まして年末とあっては


今年も終わりに近付き
来年に繋ぐ ささやかな希望
当たる当たらないではないのだ
結果を調べない人が多く
毎回受取人のいない当選番号のあることが
それを物語っている


この時期 人々は
良きにしろ悪しきにしろ
心の振り幅が広がるらしい
販売員に関して言えば
買ってくれた客に対する感謝が
年末には二割増多いようだ
などと分析するのは無粋であるが


バラと通し番号の別
そして枚数を告げてお金を渡すと
端数のないおつりが返ってくる
宝くじには一切の税金が課せられない
無論当選金に対してもそれは同じである
販売員は
当たりますように、と一言添えてくれる


年末の宝くじは特別で
これは買ったものにしか共有できない
一種特別な感情
あなたは買われただろうか


どうでもいいことだが
昨日で販売終了である

 
 
 
 
 
 
 

万引き虎視眈々

2003年12月19日


求めるならば等価を


求めるならば
相応の金を
相応の物を
相応の献身を支払いたまえ
まさか求める相手に迷惑なんぞを
かけてはおらんだろうね
立場をわきまえたまえ


求めないなら構わない
しかし求めるのなら
等価を支払うべきだろう
欲しいなら相手に支払いたまえ
支払いたまえ
さあ


まさか財布も何もないなんぞと
声高々に言ってはおらんだろうね
まさかそれで声高々に
何かを欲しがってはおらんだろうね声高々に
手に入らないことを嘆いてはおらんだろうね
まして
売春婦を見下してはおらんだろうね
等価は支払われているのだ


正当 である
この世は正当である
嘆くだけの者が
何ひとつ手に入らないと嘆くならば
この世は限りなく正当である

   
  







守備範囲

2003年12月18日


こちらのビルの二階から
向かいのビルの二階まで
一本通路が通るという
そうした場合
こちらのビルを下まで降りて
向かいのビルの二階まで上がる場合の
およそ五倍のスピードで
間を行き来できるというのだ
誰が言い出したのだ通路を通すなんて
思いついた人間の英知に乾杯である
また施工を許可した社長に対する
感謝の言葉は筆舌に尽くし難い
社長は家族とうまく行ってないらしいが
それは家族がゴミなのだ
ゴミュニケーションなのだ(?
我々は社長が心底大好きである
施工を行う業者の方々は
何てかっこいいのだろう最高
この方々がいるからこそ我々の通路は開通する
数日前から向こうに見える家の庭で
犬小屋を作っている老人とは訳が違う
犬小屋なんぞは犬が死ねば捨てるゴミである

こちらのビルの二階から
向かいのビルの二階まで
一本通路が通るという
そうした場合
こちらのビルを下まで降りて
向かいのビルの二階まで上がる場合の
およそ五倍のスピードで
間を行き来できるというのだ
我々にとってそれは
今世紀始めにして
今世紀最大の大事件であった
いつまで経っても乗れない
リニアモーターカーなんぞはゴミに等しい
乗れなければいくら凄かろうがゴミである
我々の階の社員は一同
驚くべき大事件に目を疑い喜び感謝し
翌日

何故だか全員解雇されてしまった


 
 

 


投稿失敗→直しても無効→画面の上のほう…日記の画面じゃなくてその枠外上。よく使う「戻る」の矢印の上にファイル(F)編集(E)表示(V)とかある中にツール(T)というのがあってそこを押すと→一番下にインターネットオプション→Cookieの削除(ボタン押す)→履歴のクリア(これもボタン)→最後にOKのボタン押す→ブラウザを閉じる→また開く(この開いて閉じては無意味かも知れず)→トップでIDとパスワード入れなおし→日記を書くで訂正→有効→失敬、有効でない場合もあるみたいです運不運だなこりゃ

サナトリウムの静寂

2003年12月17日


蒼い海から水面を仰ぐと
そこには泳ぐ彼女がいて
光を反射する水面の逆光に関わらず
いつものように笑っているのがわかった
老若男女が行き交う中で
彼女は常に特別な存在だったのだと思う


そのサナトリウムには
不思議なほど笑いが絶えなかった
誰に対しても笑う看護士の彼女
誰もが彼女を好きになった
彼もそのうちのひとり


彼女の誕生日が近い
同年代の男たちはみな
贈り物の選別に余念がない
何を渡せば喜ばれるのか
となりのベッドの学者なんぞは
どうやら高価なネックレスを購入したようだ
それにひきかえ彼には
金も
何もなくて
けれど
自分が一番彼女を想っている
そんな誰にも負けない気持ちがあった


となりの学者がはじめに彼女に出会ったのは
十年前に遡る
三つ年下というだけで
自分よりも随分幼くみえた
しかしそんな外見とは裏腹に
皮肉や雑言を口にしない彼女
迷惑をかける男の陰口を言って笑いかけ
同意を求めるともなく求めたとき
彼女はじっと口を閉じていた
自分がひどく子供に思えてしまって
学者は以来陰口をやめ
誰に対しても同じに接するよう努めた
動機は不純であったが
これまでどうでもいい と思っていた人々が
徐々に好きになり
大事な存在となった
いつしか学者は
彼女と同じように笑えるようになっていた
彼女はそんなふうに学者に
かけがえのないものを幾つもくれた


学者 と言ってもその頃はまだ学者ではなく
目指している道の途中
彼女の誕生日が近づくと
何か贈り物をしたいと願ったが
彼には何もなかった
だからいつでもひとこと
おめでとう とだけ
彼女はありがとうと微笑む
他の男たちは
大小さまざまな贈り物をした
彼女はありがとうと微笑む
彼女はいつでも誰にも同じに微笑む
学者は自らに歯噛みした
自分はなんと情けないだろう
看護士として皆に尽くす彼女
何もない学者は自らに歯噛みした
自らの不甲斐なさに歯噛みしていたのだ
ずっと
ずっと
十年もの間


十年たって
夢をかなえ学者は学者となった
彼女の誕生日に
初任給をはたいてネックレスを購入する
学者には似合う 似合わないの
センスがまるでない
おなじくセンスのない同僚に尋ね
女の子はネックレスが好きだと聞けば鵜呑み
清楚な彼女にネックレスは似合わない
金持ち連中が買うようなネックレス
そんなものが似合うわけがない
けれど学者はとうとう彼女に贈り物をする
ずっと
ずっと
ひとり耐え続けた
自らの不甲斐なさに
けれど学者はとうとう彼女に贈り物をする
十年間の
言い尽くせない感謝を込めて


となりのベッドの彼は
学者の棚に大事に置かれたその箱を
恨めしそうに睨み
叩き潰したい衝動にかられる
似合わないのだ ネックレスなんぞは
そうだ庭の花を摘んで贈ろう
彼は思いついた
何もない自分にとって
それはこの上ない良案に思えた
彼女にはそういった心のこもった素朴なものが
一番似合うような気がした
この先ずっと 
誕生日のたびに花を摘んで贈ろう
賢く優しい彼女は
きっとそうした小さな心遣いを分かってくれる
むしろそうしたものをこそ喜んでくれるはずだ
彼はベッドでうとうとしながら
明日の誕生日
彼女が浮かべる笑顔を思い
そんなことを考えていた


だから翌日
学者の渡したネックレスを見て
彼女の目が赤くなっていくのが
彼には不思議でならなかった
そんな成金趣味のネックレスを喜ぶ女だとは
思ってもいなかったので
彼にはそれが不思議でならない


いつでも微笑んでいた彼女が
はじめて泣き顔をみせたので
サナトリウムは珍しく静寂に包まれてしまった

 

 
 
 
 
 
  

境界線

2003年12月16日


ひどくせわしない建物だった
文化祭が催されており
渡り廊下には人がひしめいている
それでいて
どこかの教室では試験が行われているらしく
騒ぎを咎める教師の姿がある
ある教室のドアが取り払われており
手書きで うどん屋 と書かれた紙に
色紙で作った輪が飾られている
誰かに食べさせる為に
作ってるんじゃないんだ、と話しながら
うどんの入ったずんどうを
かき混ぜる学生がいる
言った側からうどんを盛り
どうぞ食べて行って下さいと
廊下を行き交う人々に
深々と頭を下げて懇願する
学生は成長して大人になっても
万事がそんな調子であった
要約すると
チェスをして負けると
将棋なら勝てたのに
と言い訳をする性格である
大人になっても普段着は学生服で
学生はずっと学生のままであった
最期に建物を出る時に彼は
噴水の前
気狂いのようにアカペラで
歌を歌い続ける若者を見る
まるでお前はダナエのようだ
と学生は若者をなじるともなくなじった
はじめの頃は聞いて聞かないふりをしていたが
何度目かのおなじ中傷のような吐き捨てに対し
若者は歌うのをやめ
学生の前につかつかとやって来て
金属バットを振りかざした
このとき学生は
喧嘩を売る相手を間違えた
と初めてことの重大さに気付くが
本来先に喧嘩を売ること自体が
精神構造上大きな間違いな訳で
学生はここでまたしても
愚かな勘違いをしていたと言える
しかし世界はこの後学生が定めた戒律
ヒゲの生えた男を捕まえれば
先に手を出しても免罪符を発行するという
理不尽なルールを忠実に遂行した
話は戻るが今はそうした戒律は未だ無い
若者は金属バットを振りかざした
学生は恐怖し
お前は暴力でことを解決するつもりか
と叫んだ
若者はバットをかざしたままの体勢で
TTで言えば当たり前のことだ
と告げる
学生はTTを知らず
まして友達とがやがや
遊んでみた経験などは無かった為
何を言ってるんだと焦燥した
こちらの知らない語句を引用するな
と憤慨する
若者は相変わらずバットを高く持ちながら
お前はそれでよく恥ずかしくも無く
ダナエなんぞを例に出したものだ
と吐き捨てた
学生の顔がみるみる赤面する
自分はどこまでバカだったのだと
みるみる赤面する
この情報化社会で
汎用性のない単語を
味では無く
知識として平気で使う愚
自分の知りもしない分野で
知らない単語が日々生まれているというのに…
学生は悔しさに
お前はダナエでさえ汎用性がないと言うほど
無知なのか
と言うと若者は
「お前は自分が無知であることも知らないのだな。その比喩自体おかしい。専門家が聞いたら腹を抱えて笑うだろう。日頃とってつけたような謙遜ばかりしているからだ」と答えた
学生は怒りに震え
あんな下手な歌を噴水の前で歌った癖に!
とすり替えて叫ぶ
じゃあお前が歌ってみろ と若者
学生は何故こんな状況になっているのだろう
と自らに疑問を抱きながらも
ラ〜と歌いはじめ
周囲の人々の失笑を買った
歌声は救いようの無いほどしわがれていた
「もともとは若く いい声だったんだ!本当だ!音楽で5をとったこともあるんだ!というより、カラオケボックスで伴奏と共に歌えばもっと」
若者は
「そんなの当たり前だろうが」
と笑い
とうとう学生を殴り殺してしまった
これが気狂いな若者に取って
おあいこに相当するという訳だ
中傷は気分がいい上にバカでもできるが
ときどきこうして
割の合わないお礼を貰ったりして大変
お陰で歴史は変わり
先のおかしな戒律は生まれなかったが
学生がいようといまいと
結局のところ似たような
あほらしい現代である
 
 
 
 

 


 
 
  
 

子ども

2003年12月15日


未だ会ったことのないプログラマーと
待ち合わせをしていたので
セルフサービスの喫茶店に入る
少し高過ぎる回転椅子に
爪先立ちで腰掛ける
窓から通路を見ているとやがて
それらしき人物がやってくる
表の看板を見て
待ち合わせの喫茶店であるかを
確認しているように見える
店名の装飾文字の描かれたガラス越しに
会釈をすると会釈し返してきて
男は店内に入ってくる
こちらで
と言うので
そちらの席に移る
お絞りが互いの前に一列分
敷き詰められていて
男が正しいお絞りを選択すると
その前にはホットドッグが置かれている
男は何も言わず黙々と
ホットドッグを口に運び続ける
延々と食べ続ける間
短冊切りのハムの切れ端が皿に落ち
指でつまもうとするができない
もういい、といった様子で指で押すと
ハムの切れ端が消える
男は不審そうにこちらを見ている
正しいお絞りがどれか分からないので
俄かに焦りを覚える
悟られないように
「朝食を食べ過ぎてしまって」
と嘘の満腹をほのめかす
男が溜息をつくので
ひどく機嫌をそこねたことが分かる
ふと男が持ってきたノートパソコンを見る
それを男が抜け目なく見ている
早く仕事の話に移って
ことをうやむやにしたいのだろう
と思われるのが悔しく
何か言わなければと心中で言葉を選んでいた
男はレンアイ感情と同じようなものだ、と言う
「恋愛感情?」
「子どもを設けてからでないと
何も分からないし始まらないのだよ。
子どもがいなければ決して始まりはしない」
「恋愛感情があって、次が子どもでは?」
「では聞くが、君は子どもを設けたのか」
「いいえ」
「ではやはり何にも分からんじゃないか」
「しかし順番として。。。」
「しかしも糞も、我々がここで食事を取るのも
両親が我々を設けたからだろう。
子どもを設けてもいない癖に君は
少し黙ったらどうだ」
何か虚をつかれてしまい、黙り込む
周囲の客が全員こちらを向いて
あれこれ喋りはじめる
「子ども以外に未来永劫何が残るのか」
「一生懸命考えたって、子ども以外のものは」
「恋愛とは子どもを設ける為の感情である」
「愛だの恋だの一生懸命叫んだところで」
「世界の中心で愛を叫ぶのも子ども」
「仕事をするのも子どもを作るためであり」
「またその子どもが子どもを作るためである」
「全て子どもを作るためだけの連環である」
「青春というのは子どもを作る前触れですね」
「ミジンコでさえ子どもを設けますからね」
「今をときめく子ども」
「せつな的に生きるのも子ども」
「瞬間、美しく咲く子ども」
「子どもを嫌いな子どもも悲しいほど子ども」
「あの子どもを好きなのも子ども」
「子どもの子どもが子どもを好きになる」
「清楚な子どもも卑猥な子どもも両方子ども」
「希望を持つのも絶望するのも子ども」
「仕事だけに一生捧ぐのも子ども」
「利口な子どもにアホ子ども」
「利口でもアホでも子どもならどっちでも」
「アホな親の子どもほど利口」
「アホが子ども作るほうがよいのだ」
「アホな子ども作るために利口もこどもを」
「子ども子ども全部子ども」
「結局子ども」
「子ども」
「子ども」
「子ども」

  


 


   

何かの指針

2003年12月14日


随分と暗い
緑がかった青い照明の中にいた
アルミニウムで統一された店内に
人はまばら、早朝のようで
少し前を歩く同年代ほどの青年が
無造作に食品を買物カゴに放り込む
店内は静まり返っていた
何か大きな事象が起こった後
そんな空気が店内には流れている
人々には金を払う気が無く
それでも通路の中央で
暗い店内
ぼんやりと緑色に照らし出される
冷凍食品の数々を吟味している若い夫婦
ふと友達や彼女 両親のことを思うが
全てが
別の国で全く違う人間として
生きていることを思い出していた
小学校以来の友達がいまでは
生まれながらにしてそばかすに金髪
まるで違う顔立ちとなっていた
本を縦横にバンドで止めて片手で持ちながら
見知らぬ外人に笑いかけていたのが
懐かしくも寂しくもあった
彼女はいまプロスキーヤーであり
角度によっては顔立ちのいい
田舎娘といった風貌だった
自分の出場したビデオを繰り返し見ている
その傍らには4、5人の同僚が立っていて
彼女はそれらに対し
自らの腑甲斐なさによって
少なからず焦りを覚えている
あか抜けたプライドや
身なりに厳しいところは消えていて
話したいと思ったが
ビデオは随分長いようで
声さえかけられないまま
ずっと待ち続け無ければならなかった
両親はセネガルで双児の兄妹となり
いまは小さなこどもで
その家の階段を座りながら降りて来る
かつて夫婦であったことを
教えようかどうしようかと迷っていると
赤と青に二分されたデザインのボールを抱えた近所のこどもに誘われて
父親がまず走り出して
母親はこちらを見て
身体を斜めにひねって何か迷っていたが
いつの間にか三人向こうの方へ走り去っていた
レジの付近で窓の外が明るいのを見て
いまは朝の10時ぐらいなのだと思った
その明かりによって
レジ一帯はこの世のものではないように
ぼうっと白んでいた
写真週刊誌が一冊
金属格子の棚に残っており
手に取りぱらぱらとめくった
宇多田ヒカル
宇多田ヒカルと
全てのページに
宇多田ヒカルと大きく縦や横に書かれ
写真は別人のもの
気付くと週刊誌は
表紙の写真の人物の形に沿って
切り取られているような構成で
随分と持ちにくく
棚に戻す
老人がやって来て
それは
森繁先生だった
森繁先生は
このできごとを
君は伝えるべきかも知れないし
伝えるべきではないかも知れない
と言った
伝えれば本来死んでいたはずの誰かが助かり
助かっていた誰かが死ぬらしい
森繁先生はどちらかというと
伝えてほしい様子だったが
それは知っていることは話してしまいたい
という少し幼稚な願望に似ていたように思う
とりあえずその場は頷いておく
菓子をねだるこどもがうるさいので
周囲の大人はうんざりして
わざと買物カゴを床に音を立てて置いた
こどもの母親はその音に対し
なじるように反応する
母親はこどもが
うるさい程度で済んでいるだけましだ
と思っているらしい
母親は別の場所でこどもが周囲に振りまく迷惑
それに伴う苦情に対して
誰よりもうんざりしていたのだ
こどもには表面上愛情を持って接したが
心の底では早く死ねと願った
のちに子供が殺されて横たわってしまうと
心なし母親の表情は軽くなり
菓子売り場を離れて
スパゲティソースの缶の表示を読み始めた
こどもの小学校の名札が取れかかっていて
何故かは解らないが
森繁先生が殺したのだと思った
人々がくすくすと含み笑いをするのが聞こえる
ドイツで運動会の花火が上がった
煙が出るだけの花火
ものすごい歓声が挙がる
レジには店員がひとりいて
おなじ客の食品を延々とさばいている
ラベルが全て英語で
考えてみれば何もかもがひどく洗練されており
未来の出来事ではないかと思った
全てが手後れで
全てを新しく始めなければならなかった
森繁先生はしかし
ことの起こった分岐点に
いまだこだわっているようだ
大勢の人が混乱した
大勢の人が死んだらしい
先生の話を聞く振りをして視点を交差させ
大事な紙とは別の
洗濯機の仕様書の輪郭が太いのを見ていた
あとでその紙を見て自分で考えようと
心のどこかで思う
いつか先生も運動会に夢中だった
野菜売り場で深刻な顔をした男が立っている
青白い照明
客は完全に入れ替わっていて
随分長い時間が経過している
男は
最後に
右を選びなさいと言った
 
 
 
 
 
 



 
 
 

隠者の銅貨

2003年12月13日


隠者は母親のもとを訪れ
最後です 

5枚の銅貨を渡して、





一月が経ち
母親を預かる兄
そして離れて住む妹が
隠者の住む森の小屋へとやってきた
母親が兄に銅貨を取られた

妹に泣きついたというのだ
兄は
母親が使ったのを忘れているだけだ
と捲し立てる
事実母親は最近物忘れがとみに激しい
しかし妹は
兄が盗み取ったのだ
と母親を庇う
事実兄の性格は著しく歪んでいる



隠者が母親に預けた銅貨が無くなるのは
それが初めてではなかった
彼はその度
都合をつけて
再び銅貨を母親に渡す
最後です と





隠者の兄にとって母親とは
目障りな置物の一語に尽きた
しかし
服屋を営む自分の娘婿が
かつてその弟子という関係にあった
娘婿の目がある以上
大胆なことはできない
そうでなければ
とうに山に捨てていたところである
毎日
母親が飲む牛乳瓶に
水を入れて薄めては
自らの溜飲を下げる



隠者の妹にとっての母親は
世間体や成績だけを評価する
典型的な大人であった
結果として頭ばかりで
冷酷な兄が出来上がったという訳だ
妹は母親に愛情をかけられた記憶が無い
彼女が
人として
人としてと連呼し
母親を弁護したのは
彼女自身の内なる優しさからではなく
自らの反骨精神を保持する為であったのだ



隠者の母親は長男の冷酷を頻繁に嘆く
さんざん目をかけて育てた挙句がこれか
と頻繁に嘆く
長女には
どれだけお前の家で世話になりたい
と頼んでも聞き入れられず
つまりは
長男が娘夫婦に抱く一種の畏れを利用し
自分を長男のところへ
施錠しているのだと解った
次男はわざわざ森の奥深くで
狩りをして暮らしているという
性格は温和だが環境がそんなでは
とても自分の身体が持ちはすまい
どいつもこいつも。
母親は思った
どいつもこいつもと。
どいつもこいつも己のことばかりだ。





隠者のもとへ
兄と
妹とがやってきて
ひととおり口論し
主義主張を並べ立てると
翌日帰って行った
母親のもとから消えた銅貨の行方は
いつものように知れず
隠者は防寒具に仕立てる為の毛皮を
壁から2枚引き剥がすと
ふもとの街まで降りて
銅貨を5枚作った
いまある防寒具は古びてはいるが
使えないわけではない



何も変わらないのだ
何一つとして





隠者は母親のもとを訪れ
最後です 

5枚の銅貨を渡して、


 







 

服屋の男

2003年12月12日


薄暗い店内であったが
彼にはその良し悪しが分からなかった


やがて
ドアが開いたのを
肌で感じるも
その客の背格好
年齢
性別
すべてが
まるで分からないのだった


彼は客が
徐々に自分の方へと歩いて来るのを
それとない振動で感じ


こちらの服はあなたに大変お似合いですよ

話しかけようとする

すんでのところでやめた
似合うも何も
自分に分かりはすまい
やがて客が店内をあれこれ動き回る振動
そして
店のドアが開いて
日陰から日向への喧騒や眩さが一瞬
垣間見えたような気がして
ドアは閉まった
静寂


その夜
しかし
彼は昼間のことを悔いた
一概に決め付けるのもどうだ
あるいは
気に入られていたかも知れず
相手が気に入らなければ
そうさ
それまでのことだ
次の相手を待てばいい


あくる日は
朝から夕方まで
誰ひとり来る気配がなかった
彼の覚悟は空回りを続け
待つことほどこたえるものは
この世には無かろう
と肌身に覚えながら
それでもじっと待ち続けた
そして閉店 という時刻になって
ようやくドアは開き
客は
訪れたのである


こちらの服はあなたにお似合いですよ


彼は話しかけた
しかし
言葉は言葉にならなかった
首の無いマネキン 
 


店の奥で埃をかぶるそれは
服さえ掛けられてはおらず 
 
 
  
 
  


  
 
 

羊のマーチ

2003年12月11日
 
 
羊が一匹
とつとつとつとつ
一年中歩いていたのをあなた
知っていましたか


あのころ
人々は羊について
確かに何かを祝っていた
歩き出した羊のこども
ひとりだけのマーチ


何を祝うのか
それは人々にとっても
皆目わからないことであった
それでも赤や白に
がやがやと街が賑わう中
歩き出した羊のこどもは
月日が経って
あの賑わいを人々が
すっかり忘れてしまってからも
とつとつと
ひとり
歩き続け
そうしてゆっくりと
おとなになっていった
羊は
ひとり静かに
歩き続けていた
ひとりだけのマーチ


たとえば
飛行機が飛んだ朝や
ひとがたくさん死んだ昼
どうか結婚して欲しい
そんな夜にも


歩き続けた羊のマーチ
やがてゆっくりおとなになって
いまやすっかり老いていた
とつとつとつとつ 目がかすむ
それでも羊は
いまでもひとり
とつとつとつとつ
歩いて歩いて歩き続けて


もうじき除夜の鐘がきこえて
羊は長い歩みを終える
誰に頼まれたわけでもなく
ただ 
ひとり続けたその歩みを


羊が一匹
とつとつとつとつ
一年中歩いていたのをあなた
知っていましたか
 
 
 
 
羊は静かに
ひとり
歩き続けていたよ
 
  
 


 
 
  
 
 
 

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